最近、住宅街や都市にスズメバチが進出して、軒先やベランダなどに多数のスズメバチの巣が発見されています!
他にも土の中に巣を作るハチもいますので、巣を見つけたら絶対に近寄ってはいけません。
スズメバチの被害で一番恐ろしいのは2回以上刺されることです。これは抗体、免疫が過剰反応する症状で、血管の膨張、血圧低下、心肺機能の低下、呼吸困難などの症状を引き起こし、命を落とす危険性もあります。
巣を発見したら自分で駆除するのは避け、専門の業者に依頼しましょう。
キイロスズメバチ
コガタスズメバチ
クロスズメバチ
■キイロスズメバチ(札幌市手稲区/一階軒先)
巣撤去前
巣撤去後
■コガタスズメバチ(札幌市中央区/ベランダ外壁)
巣撤去前
巣撤去後
◆壁の中に巣を作った例
蜂の巣は外に作られる事ばかりではありません。
これは外から侵入したクロスズメバチが寝室の壁の中に巣を作ったものです。
音に気付いて壁を壊してようやく発見できました。
撤去後は外壁をコーキングするなどして蜂の侵入をさせないなどの対策も必要になってきます。
セイヨウオオマルハナバチ
体長は女王バチで18~22mm、働きバチで10~18mm。マルハナバチ共通の特徴である丸っこく、毛むくじゃらな体です。胸部と腹部は黄色と黒色の縞模様で、腹部第5節から先端までが白く、日本ではこの「真っ白なお尻」が他のマルハナバチ類とセイヨウオオマルハナバチとを区別するための大きな特徴です。
スズメバチのような攻撃性の強いハチではなく、日常生活で刺される事はまずありません。しかしマルハナバチ類の中では巣の防衛能力が強いので、巣を駆除しようする際は細心の注意が必要です。
(札幌市北区)
オオマルハナバチが住宅基礎の通風口から侵入して、断熱材の中に巣を作っていました。
断熱材の中に作られた巣
女王蜂と幼虫
※ハチの撤去には注意が必要です。